一緒に活動させて頂くパートナー企業様も2013年末からVRI手法を活用頂き、実際に自社のオペレーション数拠点で適用し、その分析結果を収支改善目標として利用頂いた経験のある企業様です。そちらの活動も一緒にやらせて頂きましたので、VRIが提供する共通言語と、活動の共通言語をたくさん共有する方達と新たな現場にチャレンジさせて頂いているというありがたい状況です。
今回VRIはクライアント様に提供するアウトプットの一つの柱となっております。業務毎の改善余地、業務の運営状況などクライアント様の従来の気づき以上の情報を提供する為には、業務プロセスの把握から開始します。
日報調査を普段から実施していないクライアント様でしたので、まずは日報の業務定義から話を始めます。ISOの業務定義や現場用語を活用しながらプロセスフローを整理し、現場の声を確認しながら業務定義を行います。
「合成の誤謬」に陥らないように細かすぎず、かといって分析結果が意味ある単位で・・・・・。これは皆さんが思う事だと思いますが、この測定業務単位の設定は少し頑張りどころです。
さて、この作業を何度となくやってくる中で、やはり毎回気づかされることは、この業務定義を説明できる人材、説明する為にプロセスを可視化できる人材がいかに重要かという事です。
もし、この人材がいないなら・・・・。私たちは何をどのように管理している組織なのか?説明できないことになります。これをしっかり説明する力がないと物流部門、または物流企業としての責任を果たせません。
VRI手法を採用するということはプロセスに向き合う事を意味します。プロセスに向き合うことは多くの学びを提供します。大変ですがこの山を越えられるような企業が増えれば物流業界のステータスも一つ上がっていくのではないでしょうか。
(プロセスで話ができない企業とLT短縮、SCM構築、の議論はできませんよね。)
さて、業務定義後には実際の工数集計、処理数把握が業務毎に開始されます。これも時間がかかる作業ですが、最近では大型Androidタブレット+アプリを活用した工数把握システムを導入しています。
紙の日報入力は入力に手間がかかるうえに、担当者が持ち歩いて記入する為に緊張感もありません。タブレットならば依然としてリアルタイムではありませんが、全体として作業状況が見えるので管理者も活用できる情報になりますし、見られているという緊張感が醸造されます。
このようにVRI適用プロセス自体も合理化しながら価値ある活動をへの改善を続けています。分析結果と次なる活動も追って中継していきます。
(もっと知りたい方はhttp://www.bf-research-vri.com/からお気軽にご連絡ください)